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2023-04-26 23:11:00

オーダーについて

様々な贈り花のご依頼をいつもありがとうございます。

一つ一つ向き合って誠実に、新しい気持ちでお作りしています。

生花とは違うドライフラワー。

贈られる方はお好きでも、受け取られる方はどうかしら?

飾り方は?持ちは?

大切な方に贈るお花だからこそ、ご心配も多いことと思います。

今回はそんな贈り花のオーダーについてお話ししますね。

例えば送別会やお祝いのセレモニーの際に、たくさんのゲストの前で贈呈されるような場合は、ドライフラワーでも花束がおすすめです。

もしそういったご用途であればオーダーの際そのことをお伝えください。3,000円以上のご予算であれば、できるだけ大きめに遠くのお席からも見えるようにラッピングも工夫します。

プライベートで手渡しされる場合は、花束を逆さに向けて壁に飾ることができるスワッグや、これも壁に飾るリースなどがおすすめです。

ただ新築のお祝いや、賃貸にお住まいの方の場合、壁にフックをつける必要があるのでそこは事前に確認されておいた方が良いかと思われます。

その場合はバスケットや花器を使った置き型のアレンジメントもおすすめです。

私はよくドライフラワーとプリザーブドフラワーをミックスして作品を作ります。

季節感やナチュラル感を大切にしつつ、見た目の色合いも長く楽しんでいただけるからです。

おまかせでオーダーしていただくのが一番サービスできるのですが、色合いのご指定などいただければ、染め加工の植物などでご希望に添えるものをお作りします。

インスタグラムの過去の作品を、作った私が忘れているほど遡って「こんな感じで」と送ってくださる方もいらっしゃるので、本当に嬉しく思います。

全く同じというわけには行きませんが、頑張ってそのイメージに近づけてお作りします。それができるのが、ドライフラワーやプリザーブドフラワーで、生花と違うところですね。

花束はラッピングペーパーやセロファンでラッピングしてリボンをかけています。そのままでもいいですし、ラッピングを取り除いて逆さにし、スワッグとして壁に飾っていただくのが通気性がいいのでおすすめです。

その場合は外したリボンを再び結束部分に結んでいただけたら可愛いかと思います。

リボンもついこだわって選んでしまいます。活用していただけたら嬉しいです。

ご予算も様々かと思いますが、お花の場合、作品のサイズと金額は必ずしも比例しません。高いお花が大きいとは限らないからです。

ご予算抑えめでも大きめにお作りすることは可能です。もちろん限度はありますが、ご相談ください。

反対に置き場所の問題で小さくても、ゴージャスにお作りすることもできます。この場合も限度はあります。ご要望をお聞かせください。

ご兄弟3人で、ご友人7人で、などの場合、割りやすい金額でのオーダーも対応いたします。

意外と幅広いニーズにお応えできるのですが、ただお願いしたいのは納期です。

おまかせなら2、3日でご用意できる場合もございますが、可能であれば一週間はいただきたいところです。

アトリエで直接お渡しする場合は、お引き渡しの日時を事前にご予約いただいております。

基本的に配達は承っておりませんが、宅配便の発送はさせていただきます。オンラインストアの決済かお振込でお支払いいただけます。

ご自身への花贈りにもぜひご利用くださいませ。

 

以上2023年4月時点でのオーダーの詳細です。

今後通達なく変更となる可能性もございます。何卒ご了承くださいませ。

 

 

 

2023-03-06 19:36:00

ドライフラワーの作り方について

3月になりました。

この季節、お花を送ったりもらったりする方も多いのではないでしょうか?

そういう時よく聞かれるのは、いただいた花束を綺麗にドライフラワーにするにはどうしたらいいですか?ということです。

個人的に、2月3月はドライフラワーを作るのに一年で最も適している季節ではないかと思っています。

とにかく空気がやたら乾燥していますし、外は暖かいけど室内は寒いので暖房つけがち。

私は乾燥機を持っていないので、みなさんと条件は同じです。

乾燥していて気温が高い室内で一気に乾燥させると、綺麗な色を残したままドライフラワーが完成します。

あまりドライフラワーに向くとは言えないガーベラやカーネーションも、時間はかかりますがカビが生えることなく成功する確率が上がります。

暖房の風が当たる位置に吊るすとなお効果的です。

ただ、花束をもらったら一旦花瓶に生けて、萎れ始めてからドライにするという方がいらっしゃいますが、これは間違っています。

割と多くの方が勘違いされています。枯れるのと乾くのは違うのです。

私たちドライフラワー作家は、仕入れた花が新鮮なうちに水揚げをしてさらに一回元気にさせてから、乾燥させる作業に入ります。

ですがお花の種類やさらに品種や産地、季節、気温、天気によってお花の状態は様々です。常にいい感じの咲き具合の状態で入荷するわけではありませんから、その都度状態を見て乾いた時に良い状態(作品に使える状態)になるように調整して乾かします。

萎れた花をついでに乾燥させても綺麗なドライフラワーにならないことを、身をもって知っているからです。

何度も何度も成功したり失敗したりを繰り返した経験から得た知恵と感覚を頼りに、ものすごくめんどくさい手間暇をかけて作っています。

なので、皆さんがいただいたお花をドライフラワーにしたいと思ったら、早めに3センチくらい切り戻しをして、数時間かけて綺麗なお水をしっかり吸わせてから、水気を拭き取り、一本ずつピンチでつまむなどして、完全に乾くまで暖房の風が当たる場所に吊るしましょう。

出来上がったらスワッグにしたり、カゴに入れて飾ったり、ドライフラワーのある暮らしを楽しんでください。

 

 

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